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合成開口レーダで絵を描く (2)合成開口レーダはどう見えるか?

前回(合成開口レーダで絵を描く (1)なぜ合成開口レーダか?)の続きです。 「だいちの星座」では、衛星「だいち2号」で地上絵を撮影しますが、電波によって撮影する合成開口レーダを用いるため、その特殊な画像の性質をよく理解し、効果的にその画像に写り…

合成開口レーダで絵を描く (1)なぜ合成開口レーダか?

「だいちの星座」では、地上に巨大な星座の地上絵を描き、JAXAの衛星「だいち2号」(ALOS-2)搭載の合成開口レーダで撮影します。「合成開口レーダ」は地球観測用の装置の一種で、地上に向けて電波を発し、その電波が地上に当たって反射してきたものをまた衛…

「写真」としての地球観測技術と芸術

「だいちの星座」は、地球を撮影する人工衛星を使い、その画像に写りこむことで巨大な地上絵を描くアートプロジェクトです。現代ではGoogleEarthやインターネットの地図サービスなどで衛星写真そのものは身近になっていますが、それらの衛星写真は利用者にと…

みんなで描く絵

「だいちの星座」は、大勢で同時に絵を描く試みです。 絵は見るよりも描く方が楽しいと思いませんか? 星座は点で出来ています。 線は引くのが難しいですから、点で描ける星座は誰でも参加出来ますね。 文字や記号は「描く」以前に「意味」が人の行動に影響…

制作がつくり手に与える影響

「だいちの星座」の活動を始める前は、光も電波も同じ電磁波だという事がよく理解できていませんでした。思い返せばこの様な基本的な科学の知識について「だいちの星座」を通じて勉強したことが沢山あります。何かを作ろうとする時に与えられる知識は重要だ…

写真としての「だいちの星座」

写真の定義に光とレンズが不可欠だということであれば「だいちの星座」は写真ではありません。しかし、少なくとも何らかの電磁波が関係し、ある像を持続させているものを広義の写真と呼ぶのであれば、Lバンドの電波を利用したレーダによって撮像された人工…

「星」は人の生きた痕跡

「だいちの星座」に描かれた星の多くは、地上で生きる人々が刻んだ生の痕跡です。「だいちの星座」の作品上で電波反射器によって意図的に描き出した「一等星」の周りに無数に輝く点の中には、そのもとで多くの人が生きた証(新築の家、港に運び込まれたコン…

定点観測

萩原朔美氏は「だいちの星座 ーたねがしま座・つくば座・もりや座ー」展会期中に実施されたシンポジウム(2015年8月/アート・スペース・キムラ ASK?)の中で、「だいちの星座」は定点観測によって浮かび上がる日常生活の中の特異性を見ようとする作品ではな…